こんにちは。和歌山市ふじと台のかわさきデンタルクリニック院長の川崎です。
今回からインプラント治療と同様にお問い合わせの多いインビザライン矯正に関するコラムも書いていきたいと思います。
「歯並びを気にして人前で話せない、笑えない」「前歯だけ矯正したい」「全体的に歯並びを整えたい」「八重歯のズレを矯正したい」「ワイヤー矯正に抵抗があって治療に踏み込めない」などのお悩みをお持ちでインビザライン矯正を検討している方もいらっしゃると思います。矯正治療を検討されている皆さんへ向けた、インビザラインに関するためになる情報をお届けします。
今回は人目に気付かれず矯正治療ができるマウスピース型矯正装置「インビザライン」の基本情報について解説します。
マウスピース矯正”インビザライン”
インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー社が提供する世界100か国以上1,300万人を超える治療実績を持つマウスピース矯正です。
歯と同色の樹脂でできているアタッチメント(歯の位置を修正していく役割がある)を歯の表面に接着し、透明な素材でできたマウスピース(矯正装置:アライナー)を使用して歯を動かしていく歯科矯正治療の1つです。
マウスピース矯正は食事や歯磨きをする時などに取り外すことができることや人目を気付かれず治療をできることが大きなメリットになります。
※歯に接着するアタッチメントは治療終了時に特殊な機械を使って外すため、歯を削る心配もありません。
一般的なワイヤー矯正
参考までに一般的なワイヤー矯正についても解説します。
歯の表面や裏側に固定式装置(ブラケットとワイヤー)を取り付けて、歯を動かしていく歯科矯正治療です。
ワイヤー矯正のメリットは主に3点。
症例の対応の幅が広い事、歯の移動速度が速い事、細かい調整ができることがあげられます。
一方で治療が終わるまで固定式装置の取り外しが出来ないことや金属または透明の固定式装置が目立ってしまうこと、食べものに制限があること、歯のお手入れが大変なことがデメリットになってしまいます。
また歯に取り付けた固定式装置に慣れず違和感を感じてしまい、途中で断念してしまう方もいらっしゃいます。
インビザライン矯正治療の流れ
アライナーを約1~2週間ごとに交換して少しずつ歯を移動させます※アライナーは1日22時間以上、正しく装着すること必要です。
インビザライン矯正の治療期間
症例によって異なりますが、おおよそ2~3年は必要です。
例えば歯の移動期間が3~6か月だったとしても、定着させる期間が必要でおおよそ1年半から2年以上の期間を必要とします。
インビザライン矯正の費用
インビザライン矯正の治療費は歯科医院によって異なる事や受診者の方の症例や治療内容によっても異なりますが、一般的な治療費の目安は全体矯正で70~100万円です。
当院の矯正治療費は一律88万円(税込)となります。また通院の治療費は別途かかります。
ご自身の症例や治療費の詳細等をお知りになりたい方は無料相談やカウンセリングを一度受けてみてください。
インビザライン矯正が向いている方
- 一部分の歯並びが気になっていて矯正したいとお考えのかた
- 歯並びを気にして人前で話したり笑うことが苦手なかた
- 目立つてしまうワイヤー矯正に抵抗を持たれていて歯科矯正治療になかなか踏み込めないかた
- 取り外しの出来ない固定式装置に抵抗を持っていて歯科矯正治療になかなか踏み込めないかた
- 歯並びを綺麗にしたいかた
など
対応できない症例
基本的にどんな症例にも対応が可能ですが、以下の様な場合はインビザライン矯正は難しいと考えられます。
- 骨格の矯正が必要な状態
上下の顎のズレによって生じる出っ歯や受け口は骨格自体を外科手術で矯正する必要があります。
その様な場合はインビザライン矯正で治療する事はできません。 - ガチャ歯、ガタガタ歯の状態
ガチャ歯やガタガタ歯の状態を叢生(そうせい)と言います。
極端な叢生状態ですとインビザライン矯正では効果が得られない可能性があります。 - 歯を動かすスペースがなく抜歯を伴う
抜歯をすると歯の移動が大きくなるため、通常の矯正期間よりも更に時間がかかってしまいます。
また抜歯部位によっては歯が内側に倒れてしまうなどのリスクもあるためインビザライン矯正は難しいと言えます。 - マウスピースが歯を覆うことができない埋状歯(歯が短い)
インビザライン矯正はマウスピースで歯をしっかり覆うことで矯正効果が得られますが歯が小さい場合、マウスピースで歯を覆う事ができないため矯正効果が得られません。 - 虫歯がある場合
虫歯治療を優先することが一般的です。
仮に虫歯治療と矯正治療を同時に行った場合、虫歯治療によって歯の大きさが変わってしまうことが考えられます。
歯の大きさが変わってしまうとマウスピースが合わなくなり、インビザライン矯正の治療効果が得られない可能性が考えられることから虫歯治療を優先します。 - 歯周病に罹っている
歯周病がある場合、治療途中に歯が抜けてしまう可能性が高いため歯科矯正はできません。歯周病がある場合、歯周病治療を優先します。 - インプラントを埋入している場合
精密検査を行った上でインビザライン矯正治療が対応可能か判断させていただいています。
インビザライン矯正による痛みについて
マウスピースを装着することによって痛みがおきることはありませんが、歯が動くことで痛みは生じます。
ワイヤー矯正とインビザライン矯正のどちらにも言える事ですが、歯が動くと炎症が生じ痛みがおきます。またこの痛みも慣れてくると痛みとして感じにくくなります。
インビザライン矯正を失敗させないために重要なこと
受診した歯科医院で毎日の状況を確認することは現実的ではないため、治療期間中の自己管理と定期検診をすることが最も重要となります。
自己管理方法は歯科医院でしっかりと指導させていただいていますが、以下の4点をお守りいただいています。
- 1日22時間以上マウスピースを装着していること
- マウスピースの装着がしっかりできていること
- 決められた日数(おおよそ1~2週間)ごとにマウスピースを交換すること
- 1~2か月のペースでご来院いただき状況確認とクリーニング
この4点をお守りいただけない場合、治療効果が得られない可能性も考えられます。
無料相談・カウンセリングを実施しております。お気軽にご連絡ください
当院ではインビザライン矯正治療に関する無料相談、カウンセリングを実施しています。
「目立つ前歯の一部分を矯正したい」「奥に入っている八重歯を矯正したい」「矯正治療の治療期間が知りたい」「費用が知りたい」と言った様々なお悩み、ご質問など御座いましたら、電話やインターネットからお気軽にお申込みください。
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医療法人かわさきデンタルクリニック 理事長・院長 川崎 豪彦