こんにちは。和歌山市ふじと台のかわさきデンタルクリニックです。
矯正治療では抜歯が必要になるケースがあります。
主な理由は、多角的な検査や診断を行った上で歯を動かすためのスペースが不足していると判断した場合です。
矯正治療を受診される方は年々増加傾向にあり、関心の高さがうかがえますが、できるだけ健康な歯を失わずに歯列矯正をしたいと考えることは自然なことです。
今回は場合によっては必要になってしまうインビザライン矯正治療における抜歯について解説します。
インビザライン矯正で抜歯が必要な症例
出っ歯、受け口、叢生、親知らずがある場合で歯を動かすスペースが作れない、または重度の虫歯や歯周病で歯茎が弱っていて矯正の圧迫によって歯が抜けてしまう恐れがある場合は抜歯を検討します。
上の前歯が下の前歯よりも前に出た歯並びを指します。
健康リスクもある出っ歯のインビザライン矯正と抜歯について
下の歯が上の歯よりも前に出ている歯並びを指します。
歯列がデコボコした状態で部分的に重なってしまっている様な歯並びの状態を指します。
歯を削ったり神経を抜く様な治療で終わらない虫歯や歯周病で歯茎が弱っている場合、歯が抜けてしまう恐れがあるため抜歯を検討します。
親知らずが真っすぐに生えておらず、噛み合せや矯正治療の期間に悪影響を与えてしまう場合は抜歯が必要です。
いずれも状態が悪い場合が抜歯を検討する可能性は高くなりますが、軽度の場合は抜歯の必要なくインビザライン矯正が可能です。
インビザライン矯正で抜歯をする場合の4本の歯について
出っ歯や叢生の場合、犬歯の後ろにある小臼歯を上下左右4本を抜歯してスペースを作ることが一般的です。
抜歯から隙間が埋まるまでの期間
抜歯の場合、大きくあいたスペースへ歯を動かすため期間が必要です。
状態にもよりますが、おおよそ1年から1年半ほどかかります。
また動いた歯が後戻りしないための保定期間も必要で、おおよそ1年から1年半ほどの期間がかかります。
抜歯をすることによって治療期間中に思うデメリット
小臼歯は歯の中心から4番か5番の歯を指します。そのため小臼歯を上下左右の4本を抜くと、開いたスペースから空気がもれて喋りにくくなることがあります。
抜歯をしたのにインビザライン矯正が上手くいかないケース
抜歯、非抜歯に共通して言えることですが、インビザライン矯正は自己管理が最も重要です。
インビザライン矯正が上手くいかなかった多くは、自己管理を怠ってしまったことが大きな要因として考えられます。
自己管理に関しては歯科医院で分かりやすく、丁寧に指導させていただいていますが、以下の4点をお守りいただけない場合は治療効果が得られない可能性もあります。
・1日22時間以上のマウスピース装着
・しっかりしたマウスピース装着
・決められた日数(おおよそ1~2週間)ごとのマウスピース交換
・1~2か月に1度のペースでご来院いただき歯の動きの状況確認
抜歯による口ゴボ改善について
口ゴボを気にされてコンプレックスに思っている方も少なくありません。
見た目を気にされてインビザライン矯正を検討されている方が年々増加傾向にあることからも分かる通り、その関心の高さもうかがえます。
口ゴボとは上顎前突(じょうがくぜんとつ)や上下顎前突(じょうげがくぜんとつ)と言った前歯が前突していることによって口元が膨らんだ状態を言い、歯並びや骨格の異常が原因でおこります。
状態にもよりますが歯並びが原因の場合は、インビザライン矯正でほとんどの口ゴボは改善し理想に近い綺麗なeライン(鼻先と口元を繋いだライン)を作ることが可能です。
一方で、骨格が原因の場合は歯列矯正に加えて外科矯正(顎の骨を切る外科的手術)が必要になります。
無料相談・カウンセリングを実施しております。お気軽にご連絡ください
当院ではインビザライン矯正に関する無料相談、カウンセリングを行っています。
専門知識を持つ歯科コーディネーターがお話やご相談をお伺いし、疑問にお答えいたします。
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見た目や痛みに悩まされることなく、より美しい歯並びを手に入れたい方は、ぜひ当院でのインビザライン・マウスピース矯正治療をご検討ください。
医療法人かわさきデンタルクリニック 理事長・院長 川崎 豪彦